女性医師の育児
女性も多く活躍する医師ですが、結婚や育児は可能な環境にあるのでしょうか。
総務省統計庁の調査によると、女性医師の活動率は25~29歳で95%となっており、一般男性の労働力率と同じレベルにあります。一方で、30代になると85%まで落ちており、結婚や育児で職を離れる方が多いようです。その後、40代に入ると95%まで回復しており、そのまま60歳まで同水準の活動率を維持しています。この30代での低下と、40代以降の回復は他の職種でも見られる傾向で、結婚や育児で離職した女性が、再就職しているという行動パターンを示しています。しかし、医師が特殊なのは、40代になって回復した活動率が、そのまま60歳まで同水準を維持している点にあります。一般職種における女性は、45歳をピークにして、それ以降は激減しています。
このデータから、やはり医師というのは、女性であっても離職と再就職がしやすい職種と言えるのではないでしょうか。また、再就職後もそのまま定年退職まで働くことが出来るのも特徴として挙げられるでしょう。
また、仕事を一度辞めることなく、産休という形で長期休暇を取る女性医師も多いようです。東京都では60%近く、千葉や鳥取では80%前後の職場で産休が取得出来ると言う調査結果があります。こういった制度を利用して、育児と仕事を両立させることも可能でしょう。
仕事内容はハードなものになりますが、女性医師の増加に伴って、最近では随分と女性でも働きやすくなる環境作りが進んでいるようです。また、医師不足は日本全体の問題となっていますので、各病院ごとに女性医師を確保するための環境改善が進んでいくと思われます。