産業医
医師の勤務先として、一般にイメージされるのは、やはり病院や診療所でしょう。しかし、そういった場所ではなく、一般企業で活動する医師も存在します。それが「産業医」と呼ばれるもので、企業の中で従業員たちを相手に診療を行う医師のことを指します。
この産業医の仕事内容を大別すると、以下のようになります。・健康診断 企業内の従業員たちの健康診断を行い、その結果から的確な処置を行います。・環境管理 従業員たちの労働環境について、医学的な視点からチェックします。・健康教育 従業員の健康に関する質問や相談に応え、的確なアドバイスを行います。
この産業医に支払われる報酬ですが、企業によって差が大きいようです。規模の大きい会社になると、月1回の巡視で20万近い報酬が支払われるケースもあるようです。また、臨時での
活動に対しては1時間当たり2万円前後というケースが多いようです。
また、産業医は大きく2種類に分けられ、その企業で常勤として従事する「専属産業医」と、非常勤で勤務する「嘱託産業医」があります。会社の規模によって選任形態が分かれており、
労働者数が500人を超えると専属産業医を配置する必要が出てきます。
産業医には、個人レベルの一般的な診療とは違った、企業と言う集団を管理する能力が求められます。従業員全体の健康を意識した上で作業の改善を行ったり、環境について指摘する必要があります。このような観点について詳しく考える学問として、「産業医学」と呼ばれるものがあり、研究が進められています。