医師の勤務時間
医師の勤務時間は具体的にどれくらいなのでしょうか。厚生労働省の「医師の需給に関する検討会」の資料によれば、1週間当たりの医師の平均勤務時間は、男性で67時間、女性で63時間程度というデータになっています。週5日換算で男性は1日13時間、6日換算でも11時間程度も勤務していることになります。また、一日に平均で12人の患者を診察しているようです。
この勤務時間内では、どのような勤務をしているのでしょうか。40歳の医師をサンプルにして見てみると、外来診療は週に16時間程度が割かれていて、入院診療に25時間程度の時間を使っているようです。また、この時間配分は若い医師ほど入院診療に割り当てられる時間が長く、高齢の医師ほど外来診療の割合が高くなっていきます。
このように一般のサラリーマン以上に、多くの時間を勤務に当てているのがデータで示されている医師ですが、そのデータはバラツキが大きいのも事実です。ある病院の採用情報では、常勤医師で「勤務日数は週5日」「一日9時間」「夏季冬季休暇あり」「有給休暇あり」等、一般のサラリーマンと変わらない条件で募集されています。勤務先によって条件も大きく異なりますし、時間外労働の長さも変わってくることでしょう。
また、勤務先だけでなく、診療科によっても仕事の忙しさに違いが出るのも医師という職種の特徴です。そのため、平均値だけで医師全ての勤務時間について一概に決めてしまうのは難しく、やはり働く環境による違いが大きいと言えるでしょう。